『CODE VEIN II』――アニメ調ソウルライクがオープンワールドに挑んだ結果
『CODE VEIN II』が2026年1月に発売された。PS5とXbox Series X|S版は1月29日、Steam版は1月30日に配信開始。価格は通常版8,910円、デラックスエディション11,550円、アルティメットエディション12,650円(いずれも税込み)。
前作から7年。2019年の『CODE VEIN』は傑作とは言えなかったが、「アニメ調+ソウルライク」という差別化で一定の評価を獲得した。本稿執筆時点で、前作はSteamで62,000件以上のユーザーレビューを持ち、約81.8%が好評だ。7年ぶりとなる続編は、より大きな野心を掲げて登場した――リニアなステージからオープンワールドへの転換である。

この野心そのものは間違いではない。問題は、オープンワールドのコンテンツ密度と探索の報酬が、マップの規模に追いついていないことだ。
オープンワールド:マップは広がったが、中身はついてきたか?
『CODE VEIN II』で最も大きな変化は、前作のリニアな構造からオープンワールドへの転換だ。

大胆な決断だった。前作のリニア設計は「開放的でない」と批判されたが、明確な探索のリズムと、段階的に調整された難易度設計をもたらしていた。続編はその批判に応えようと、「フロンティア」と呼ばれるオープンワールドエリアを構築し、プレイヤーはバイクで荒地を自由に駆け回れる。
バイクの存在は、確かに移動の楽しさを増している。雨に濡れた道路を疾走し、密林を抜け、木々の隙間から差し込む陽光を眺める――それ自体が楽しみだと評したレビュアーもいる。バイクには空中を移動できる特殊な機能もあり、通常移動では到達できない場所へ行くことができる。

しかし問題は、このオープンワールド自体に、その規模を正当化するだけのコンテンツが不足していることだ。
IGNは「平凡なオープンワールド」が続編の最も明らかな弱点だと指摘した。散在する拠点のほとんどは繰り返しの戦闘遭遇で、探索の見返りも乏しい。敵の種類も依然として少なく、外見も行動も酷似した敵に頻繁に遭遇する。この問題はボス戦にも及ぶ。Push Squareの評価はさらに直接的で、ゲームは「堅実なメカニクスの基盤を持つが、繰り返しによって引きずり下ろされている」と述べている。
前作の問題は「リニアすぎたこと」、続編の問題は「大きくなったが埋められていないこと」。単に「オープンワールドが悪い」と言うより、この方が正確だ。
戦闘システム:深みはあるが、フィードバックが追いついていない
オープンワールドへの挑戦が今ひとつだったとすれば、戦闘システムは『CODE VEIN II』の数少ない長所の一つだ。
続編は前作の中核であるブラッドコードシステムを維持し、ビルドの自由度を大幅に拡張した。武器種は7種類に増え、新たなフォルマエシステムは装備可能な特殊能力として機能し、『エルデンリング』の戦灰に似ている。ジェイルシステムは吸血攻撃をさらに拡張し、ドレインアタックと新しいフォルマエ攻撃の間に新たなリソース循環を生み出した。GameSpotは「fantastic build flexibility」を続編最大の強みの一つと明言している。TheGamerは80/100をつけ、「戦闘システムは大幅に改善された」と述べ、続編が「一部の優れたソウルライク作品と並ぶ」とまで評した。

これらの改善はシステムの深みを高めたが、戦闘フィードバックとメカニクスの明確さの問題を完全に解決したわけではない。IGNは「多くのメカニクスが同時に存在するが、一貫性に欠ける」と指摘した――Burden、Boosters、バディ同化、アイテム合成などのシステムは「説明が不十分」だ。攻撃アニメーションは判別しにくいことがあり、敵の予備動作も十分に明確ではない。TheSixthAxisも、戦闘にニュアンスはあるものの、操作の反応が十分でないと述べている。
言い換えれば、『CODE VEIN II』の戦闘には深みがある。しかしその深みは、不明瞭な設計と、十分とは言えない操作レスポンスの下に埋もれている。
ストーリー:時間遡行の野心と、実行のギャップ
『CODE VEIN II』のストーリー設定は、最も野心的な部分だ。プレイヤーは「吸血鬼ハンター」となり、時間遡行能力を持つ少女ルゥと共に、5人の英雄の運命を変え、「リンネ」と呼ばれる変質現象によって崩壊した現在を修復するために過去へ飛ぶ。

この前提は魅力的だ。IGNのレビュアーも、「時間遡行+歴史改変」のコンセプトが50時間のキャンペーンを完走させる主要な原動力だったと認めている。オープンワールドはタイムラインの変動に応じて微妙に変化し、「自分の行動が実際に影響を与えている」という感覚を強化する。
しかし実行面でつまずいている。
IGNは、重要なプロットの一部が過度に静的な記憶断片で提示され、情報が不明瞭で、ストーリーが持つべき感情的衝撃を損なっていると批判した。Push Squareの評価はさらに辛辣で、ナラティブの提示方法が「長々とした説明をほぼ即座にスキップしたくなる」ものだと述べている。
一方で、異なる見方をするメディアもある。Kotakuはキャラクターたちの個々のストーリーラインが「満足のいく結末を迎える」と感じ、特にホリー医師の物語が「胸に響いた」と述べている。TheSixthAxisは時間旅行と過去/現在の二重構造を高く評価している。コンセプト自体は一定の評価を得ており、意見の相違はより具体的な実行方法に集中している。
技術的問題:パフォーマンスの問題が欠点をさらに際立たせる
『CODE VEIN II』のSteamでの評価は、主に技術的問題によって引きずり下げられている。
ローンチ時、Steamの好評率は50%台前半まで落ち込んだ。否定的なレビューは最適化に集中しており、PC版は目立ったフレームレートとフレームタイムの問題を抱え、高性能ハードウェアでも不安定さを報告するプレイヤーがいた。画面のティアリングやライティングのグリッチも見られた。
パブリッシャーのバンダイナムコはその後数ヶ月にわたり、パフォーマンスと安定性の問題に対処する複数のパッチを配信し、Steamの評価は徐々に回復した。本稿執筆時点で、Metacriticのスコアは70、85件の批評のうち52%が肯定的だ。Steamの英語ユーザーレビューは現在約65%が好評で、最近のレビューは改善傾向を示している。
購入判断:今回の拡大は、価値があるか?
『CODE VEIN II』の問題は、マップを大きくしたことではない。その大きなマップを十分に価値あるものにしなかったことだ。

比較的遊びやすいソウルライクを求めるなら――検討する価値がある。Kotakuの評価は的確だ。同ジャンルの作品より「穏やか」で、キャラクターとビルドの自由度が魅力だ。
初代を本当に超える続編を求めるなら――期待を調整する必要がある。IGNの結論は「初代を超えていない」であり、ますます混雑するソウルライク市場で「さらに独自性がなくなっている」というものだった。
PCのパフォーマンス問題に敏感なら――ローンチ時より状況は改善しているが、完全に技術的批判から自由になったわけではない。ゲームの現状やコンテンツ、パフォーマンスを考えると、定価で購入するより、セールを待ったほうがいい。
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